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今日は日航機墜落事故から29年らしい。

これに関する本で最初に読んだのが、現場で遺体収容などの作業を行った
地元の警官・飯塚訓さんの「墜落遺体」だったので、
その後に読んだマスコミによる本とか元パイロットの方の本とか、
記述の傲慢さに呆れて途中で読むのやめてしまった。

なので「クライマーズ・ハイ」も読んでないし映画も観てない。

散乱したご遺体を丁寧に探して集めている警察、消防、看護婦の方々の職務の他、
死体の匂いがしみついたままでも快く食事をさせてくれたラーメン屋さんや
葬儀会社の社員なのに日航社員と間違われて殴られても抵抗しないよう言われてた、とか
医療関係の人が走り回ってるのにカメラ持って道を塞いだ、など現場の実態が書かれてるのに
はっきり言って「無関係」のマスコミ連中が、社内や家庭の中でどうなろうが知ったこっちゃない。

そもそも筒井康隆さんもあまり報道のひどさにテレビを消した、とエッセイで書いていたぐらいなんだから
いい加減そっちの方反省して頂きたい(無理だと思うが)

僕は警察は嫌いだけど一番きつい現場作業に当たってる方には敬意を払うし、
変な陰謀史観で語られるように末端の公務員が妙な秘密なんか知ってるわけがない。
墜落原因は僕ではわからないけど、確実に起こった惨状は知っておいた方がいいと思う。