八坂の塔の真下のカフェ・ギャラリー京八坂さんでの展示のためのフライヤー兼DMが上がってきました。
前回のmizucaさんでの個展の時はアラベールという紙を使ったので、今回は、これも一度使ってみたかったケナフを使用。
「ケナフ」という紙は非木材ということで、環境保全がらみのところでもよく聞く紙で、質感もおもしろそうだったので、以前から興味のあったもの。
一見したところ、また触った感じはアラベールとよく似ているので、前回も実はどっちにしようか迷っていた。
印刷した時にどうなるかは刷ってみないとわからないので。
で、前回はアラベールを試したので、今回ケナフを使ってみたわけです。
出来上がってきた感想は、というと…。
アラベールの方がいい感じ、かな。
同じデータではないので、正確な比較ではないけれど、アラベールの方が色が鮮やかで、繊細な印象を受けます。
一方ケナフは、紙の加減かインクの加減かはわからないけど、ちょっと色が沈み気味で色ムラも見受けられます。
もっとも、表面が滑面でないこの手の紙では、多少、色のノリが均一にならないのは仕方のないことだし、ものによれば、こういう方が面白い場合もあるので、ケナフが悪いわけではありません。
ちょっと渋めに、あるいはアナログ感（アナクロ感という噂も…）的に仕上げたいな、というならケナフの方が合ってるかもしれませんね。
2009.09
16