imura art galleryで開催されている佐藤雅晴氏の個展「バイバイカモン」のオープニングレセプションに、当方全く関係ないのに顔を出しに行ってみる。
ギャラリーの説明によるとデジタル作品ということだったので、「敵情視察」の意味も(爆)…
これは写真をPhotoshop上でペンタブレットでトレースしたもの、ということだったけど、その筆致の細かさが尋常ではない。
僕ならフィルタかテクスチャの合成で済ませてしまいそうだけど、なんと細かい肌の色の変化やら髪の毛一本一本トレースだというだから舌を巻く。
一点一ヶ月かかった、というけど然りである。
Photoshopによる写真のトレースは色々見たり自分でやったこともあるけど、ここまで描写してるのは見たことがない。
僕らみたいなオペレーターだと、「早く早く、安く安く」と急き立てられることが多く、いかに手数を減らして、そこそこのものを仕上げるか、という考えに慣らされているので、これだけじっくり作業できるというのは、大変だけどうらやましくもある。
世界は広いですねぇ。。。
上には上がいますねぇ。。。
いつくか公募展入選したぐらいで浮かれてる場合ではないのである!
2010.05
08