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今年もありがたいことに福岡に行く機会ができた。
毎年一泊だけだけど今年は2泊3日で行ってきた。

しかも福岡アジア美術館での展覧会のポスターに使われるといういい宣伝材料まで出来たので、あちこち顔売りがてら、情報集めと4月の亜蛮人さんでの展示のDMも配ってきた。


とはいうものの、現在福岡では福岡市博物館「大北斎展」福岡市美術館「ハンブルク浮世絵コレクション展」という大きな浮世絵展を二つもやっていたので浮世絵好きの僕としては、何を差し置いても行かねばならない(^^/)。

福岡市博物館というと例の「金印」が展示されている所で、昨年志賀島に行っておきながら博物館までいけなかったので、やっとこちらも行けたわけだけど、「大北斎展」のボリュームはすごかった。

博物館入ったところにぶら下がっている縦18メートルの大達磨絵の複製も凄まじかったけど、鳥羽絵や当時の紙製ミニチュアの原図「組上図」など珍しいものもいっぱい展示されていて、じっくり見てたら2時間半ぐらいかかってしまった。

美術館の「浮世絵展」の方は師宣から国芳まで網羅してて江戸期の爛熟した庶民文化を一同にながめることが出来た。
豊国にしろ写楽にしろ大衆相手の仕事なわけだけど、それだけに江戸期の民衆の審美眼がどれだけ高かったか。
逆に、明治期以降の、特に子ども向けの絵がどれだけ質が低くなったか、ドグラ・マグラの復刻版の表紙みるだけで悲しくなるけど、江戸時代の文化ってやっぱり面白いのである!

でもやっぱり目を引く作品の作者名を確認すると北斎だったり英泉だったり暁斎だったり、頭ひとつ抜けた作家の作品というのは力が違うな、と実感。

また、博物館と美術館行く間の時間に、福岡のアート情報に詳しい「ART BASE 88」さんにお邪魔して、色んな話を聞いてきた。
九州新幹線開通を起爆剤に、九州もいろんなアート活動を広めていきたいとのことでした。

さらに夜、どこかおもしろそうな店ないかな、と思って探していたら、なんと浜田省吾さんのファンがやっているバー、その名も「Bar On The Road」というお店があったので行ってみた。
いかんせんアルコールが全くだめな小生、なかなかバーに一人でなんて行けないけど、浜省ファンがやってるなら安心、とばかりお邪魔してきました。
(この記事のタイトルの意味がおわかりでしょうか(^^;))

お店のマスターもお客さんもいい人ばかりで、いい時間を過ごせました。
京都にあったら入り浸ってるかもしれません(^^)

考えてみれば、田島照久さんは福岡出身。
浜田さんも福岡に縁があるんですよねぇ。

今回はスケジュールの都合でお会いできなかったジャズピアニスト工藤隆さんのライヴもぜひホームで聴いてみたいものです。