嵯峨雅彦 Masahiko Saga Web Site

嵯峨雅彦 デジタルアート・イラストレーターのポートフォリオサイト

Masahiko Saga Weblog

大晦日、ぼーっと紅白歌合戦を観ていたら、司会の仲間由紀恵さんとゲストの阿部寛さんが並んでトリックネタをやってくれた。
実は「TRICK」ファンの小生、それだけで嬉しくなっていたんだけど、なんと、今年の春に劇場版で復活するとは!
(…11月に発表になっていたのに全然知らなかった…)
それにしても、この「劇場版TRICK/霊能力者バトルロイヤル」のアドレス…http://www.yamada-ueda.com/

松平健ってことは「暴れん坊将軍」ネタあり?
藤木直人って「g@me」ネタってことはないか(目隠しとか…)?
主題歌には鬼束ちひろさんも復活させて欲しいんだけど…?
戸田恵子さんは「THE 有頂天ホテル」で「矢部」という役名で出ていて、生瀬さんが「矢部くん」なんて呼ぶもんだから最後まで混乱してたんだけど…(爆)

ikedasou
なんせ数年前に東京に遊びにいった時、池田荘見にいったぐらいの好き者だからして(^-^;)、まさに、春から縁起のいいニュースってもんである。

今はテレビ自体がないけど、元々テレビをほとんど観なかった小生、なんであの時間にテレビをつけたのかまでは覚えていないんだけど、たまたまやっていたのを観たのだっだ。
トリックを観た人ならわかるだろうけど、「トリック1」の第三話、「母の泉」の最終回で山田と上田が滑り台だかなんだかで降りてくる所だった。
もちろん、そんな所から観たって「母の泉」の回の最後6分の1ぐらいだろうから、何の話なんだかわかりゃしない。
なのに、ちょっとテレビドラマでは見慣れない映像と演出にどきっとしてそのまま見続け、最後に流れる「月光」に、ああ、いい作品だったな、とほんとに思った。
あれはちょっとしたショックだったといいぐらいだ。

ところが、困ったことそれ以降見ていなかった。なぜかというと単発ドラマだと思ったのだ。
このクオリティで連続ものは無理だ、僕は勝手にそう思い込み、ドラマのタイトルを調べることさえしなかった。

この「トリック」がすごい人気ドラマになった、ということを知ったのは大分あとになったからで、やっぱりいい作品作れば評価されるんだね、と嬉しくなった。
Macを新調し、DVDが観られるようになったので、早速レンタルショップに出向いたものの、いつ行ってもレンタル中。
仕方がないので、全巻買ってしまったではないか(^^;)

映像って、ほんの1シーンでも作り手の本気度というのがわかってしまうのか、タイトルもストーリーも監督も分からないのに、これはいい作品だぞ、と思ったのは(ほとんどテレビを観ない僕なんぞに言われたくはないだろうが)「トリック」と「ハゲタカ」ぐらいだろうか。

ドラマの話ついでに、横道それてちょいと一言。
視聴率取るために、と総動員されるジャニーズのタレントを主演に据えたドラマの視聴率が低迷しているらしい。
ドラマ自体を観ていないので、内容についてどうこういう気はないけど、そもそもそういう発想でやるから、見る人がいないんじゃないかえ?
視聴率だかスポンサーだか、事務所の力かなんか知らんけど、もうみんなそんなのに気づいてうんざりしてんじゃないですか?
はじめに俳優ありきで良い作品作れましたか?
「トリック」も「エヴァンゲリオン」も才能ある作り手が、自分たちの作りたいように作ったからこそ、10年引っ張れる作品が作れたのだ。
金と力持ってるからって、作り手の邪魔するんじゃない!

閑話休題。
とはいえ、「トリック」もあとになるほど作品が良くなったか、というと残念ながらそうもいえず、小ネタややむ落ちのための演出、という本末転倒したシーンもあるし、過去作品のラストをとってつけてみたりと、過去の作品の人気シーンにとらわれている感じはするし、高学歴へのおちょくりや冒頭の本の宣伝から入るのも正直、食傷気味。
ドラマ「トリック」の1が面白かったのは、シリアスな側面がしっかり描けていたからこそ、くすっと笑えるシーンが楽しかったわけだし、全編あれでは…
それに前回の劇場版は、俳優陣のスケジュールの都合か、キャスト全員の絡みも少なかったのが残念だった。
堤さんが監督だから、と観てみた「電車男」の舞台版はさすがにちょっとひどかったし…

まあでも撮影終わっちゃってるみたいだし、どのみち黙って待つしかないけど、やっぱり期待してますよ。