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hongaSuki
大阪でのブック・アートの展覧会「やっぱり本が好き!国際ブック・アート・ピクニック」に行って来た。
とあるイベントで知り合ったアーティスト松永享子さんが中之島図書館で展示されるということで、案内をもらっていて、最終日の今日たまたま仕事が休みだったので、淀屋橋まで出向いてきた。

晴れた日にふらりと大阪に行くというのはちょっとした気分転換にいい。
京都ってなんやかんやいってもせせこましいから、土佐堀川あたりはちょっと開放感があって好きだ。
中之島図書館自体も初めてだけど、外観も中も重厚で(思ったより狭いけど…(^^;))すごくいい雰囲気。
(多分)中は撮影禁止だと思うので、外観だけ。
nakonosimaToshokan

とかくこの手の実験的作品というのはアイディア倒れといっては失礼だけど、自己満足だけに終わってしまうものもありがちだけど、松永さんの作品は発想から材料選びのセンスから、作品として結実させるまでの作業が大変繊細かつ丁寧で、思わず見入ってしまう。
モチーフは本だけど、オブジェとしても素敵です。
書き殴ればアート、というわけではないのですよ…
作品の一部はこちらでご覧になれます。

カフェ・ブックストアCaloさんとiTohenさんでのこのイベントの展覧会に行ったあと、玉造のbeyerというカフェ・ブックストアに行ってみる。
ここは以前個展をしたことのあるmizucaさんで教えてもらった店で、うちからは遠いのでなかなか行く機会がなかったけど、今日は良いついで、と思って行ってみることに。

軍艦島の写真集を眺めながらアールグレイを飲んだあと、帰りがけにお店の方と話してみると、こちらの三倉 理恵さんは、mizucaさんで僕の前に展示をされていたBOOKLOREの中島さんと以前から親しい方だそうで、BOOKLOREさんの本もこちらで置いていた。
名前に見覚えがあるな、と思っていたら、三倉さんもmizucaさんで個展されたことがあるらしい。どうりで…
また、mizucaさんの後を引き継ぐ「galler Main」の中澤さんともお知り合いだそうで、他のギャラリーなどと一緒に合同の展覧会も企画されているらしい。
mizucaさんのコネクションはすごいな、それにしても(^^;)

僕も昔から本好きで、絵なんか描かないで一日本読んでいたい人間なんだけど、今は読む時間がないのと、本を置く場所がないので、なるたけ本も買わないようにしている。
なので、新たに買う本は、読みたいという欲求を刺激する本の他には、所有することに喜びを感じるような本になる。
僕はブック・アートには決して詳しくないんだけど、「消耗品」ではなく「部屋の一部」になるような本がつれたら、なと思う。