嵯峨雅彦 Masahiko Saga Web Site

嵯峨雅彦 デジタルアート・イラストレーターのポートフォリオサイト

Masahiko Saga Weblog


「萬福寺芸術祭」に行って来た。
26日と27日は自分の展示のため大阪まで行っていたんだけど、サイトのトップページのフラッシュの格好良さもさることながら、twitter上での主催側のスタッフさんのツイートなどを見てると、すごく楽しそうだったので、一日だけでも、と行ってきたのであった。

お寺めぐりの好きな小生、萬福寺自体は何度か行ったことがあるので、お寺そのものはほぼ素通り。
入ったところのフードコートで、腹ごしらえのため「抹茶生クリームあんぱん」なるものを購入。
そしたらなんと、これが滅茶苦茶においしく、生クリームとあんの甘さの上の抹茶クリームがしっかり抹茶の苦みものってて、めちゃうまだったのである。
このあと、芸術祭を気分良くまわれたのはこのパンのおかげです。(^^/)

フリーマーケットの所で知り合いの出展者の方とちょっと話してポストカードを3点購入。
ただ、フリーマーケットとはいえ、地面に直座りの人は今日は寒かっただろうな、と思う。

アートフェアスペースでは、色んな方の絵が展示販売されていたので、それも見て回った。
最終日だったので何点かはsold outになっていた。
作家名は失念したけど、「瞑想するキリスト」というタイトルの絵があって、お寺でそんなものを出す根性に感服した(爆)

展示スペースでは西方丈のnomoto piropiroさんの写真作品群が今回の展示の中で僕は一番好きでした。
モノクロ+ブルーのクールでシックな色合いが個人的な好みにあっていたこともあるけど、その写真とお寺のひんやりした張り詰めた空気がすごくあってて、常設展示にしてもいいんではないか、と思った。

一通り展示を見たあとはライブ。
ケルト的楽曲のDrakskipの時はちょっと雨がぱらついたけど本降りになることもなく、素晴らしい多国籍音楽を聴くことができた。

また、名前からするとコミックバンドかと思うような「おみこしボーイズ」は、お寺での演奏ということを「全く配慮しない」(^^;)爆演を披露してくれた。
お寺なんてのは何百年あるいは千年単位の耐久性を想定して建てられたもの。
少々鳴らしたって壊れることはないんだから、思い切りやればよろしい(^^/)


最後のAmarylisファッションショー、もともとファッションショーなんて興味ない人間なので、ひょっとしたらその前に帰るかも、と来る前は思っていたけど、結局最後までいてしまった。

が!

なかなかこれがカッコよかったのである!
確かに暗くなってて服ははっきり見えなかったし、この寒いのに前はだけて大丈夫か、と要らぬ心配もしてしまったけど、トリのショーとしてはすごくカッコ良くて見入ってしまった。

主催のスタッフさんや出展者の人を何人か知ってることもあって贔屓目にみてしまうけど、もっとも好感を持てたのは「お寺での芸術祭」といっても年寄り臭くならず、ふれあいナントカみたいなお子様イベントにもなっていなかった、ということ。
この展示とライブ出演者の人選は学生ならではだと思う。

また幾ら古刹といっても、萬福寺は江戸時代になって入ってきた<日本では>新しい宗派の黄檗宗のお寺。
京都でも珍しい大陸風の建築様式なので、こういう一風変わったイベントとも非常に合っていたんではないか、とも、あちこち回ってみて思った次第。

色んな世界を垣間見せてくれたスタッフさんと出展者の皆様、ありがとうございました!